dhcpcd.conf の簡単な書き方の話
静的なIPアドレスを設定したいときは次のように書く
interface eth0 static ip_address=192.168.10.101/24 static routers=192.168.10.1 static domain_name_servers=192.168.10.1 8.8.8.8
DHCPサーバが無いときにだけ静的なIPアドレスを設定したいときは次のように書く
interface eth0 fallback static_eth0 profile static_eth0 static ip_address=192.168.10.101/24 static routers=192.168.10.1 static domain_name_servers=192.168.10.1 8.8.8.8
IPアドレスをあえて設定しないときは
denyinterfaces eth0 # 複数書けるしワイルドカードも使える denyinterfaces eth* wlan*
※リンクダウンしっぱなしなので、ブリッジに使うなどのときは自分で up する
明示的にDHCPだと指定するときは
interface br0 dhcp
これはすごい重要で、これを書かないと あとから増やしたインターフェースでDHCPでIPアドレスを取得してくれない。
注意事項
- 設定が無いときは 暗黙でDHCP設定になる
- インターフェースごとに設定ファイルを分けられないので、全部ひとつのファイルに書く
- dhcpcd.conf.d/*.conf みたいな仕組みは無いっぽい
- LANケーブルが抜けているときはリンクダウンするため、IPアドレスはつかない
- IPアドレスが設定された後にDHCPサーバが見つかってもIPアドレスはそのままになってしまう
- ネットワーク構成が変わったときは、LANケーブルの抜き差しをすることで整合性が取れる
- 設定ファイルを編集したあと、dhcpcdを再起動しても反映されない
- dhcpcdを下手に再起動するとIPアドレスが複数付いたりする
- dhcpcdを再起動せず、LANケーブルの抜き差しで安全に反映する
- ip link set eth0 down/up でもOK
- それか、もう面倒だしリブートしちゃう