揮発性のメモ2

知識をメモ書きしておく

opensslで パスワードハッシュを作る


/etc/shadow は次のようになっている

root:$6$qioVdZQlXfAYwBwh$bDFX(中略)wsS0:18000:0:99999:7:::

各項目は : で区切られている

項目 概要
ログイン名 ユーザ名
暗号化されたパスワード パスワードハッシュ
*はログイン不可、空はパスワード無し、
先頭に! はパスワード認証停止中
パスワード変更日 最後にパスワードを変えた日(1970-1-1からの日数)
パスワードが変更可能になる日数 パスワード変更後、再変更可能になるまでの日数
0はいつでも変更可能
パスワードの有効期限の日数 パスワード変更後からの有効期限日数
99999は無期限
パスワードの警告日数 パスワード変更の警告がでる日数
7ならパスワードが切れる7日前に警告がでる
パスワード期限切れからの執行猶予日数 有効期限が過ぎてからアカウントが使用不能になるまでの日数
空なら未設定
アカウント有効期限日 アカウントが使用不能になる日(1970-1-1からの日数)
空なら未設定
予約


パスワードハッシュは、さらに次のようになっている

$6$qioVdZQlXfAYwBwh$bDFX(中略)wsS0

各項目は 先頭に $ がついている

項目 概要
ID 暗号化の種類。 $6 は SHA-512
salt ソルト。SHA-512 のときは16文字
ハッシュ値 ハッシュ値。 SHA-512 のときは86文字

linuxjm.sourceforge.io

wiki.archlinux.jp


passwdコマンドが無い環境では、opensslコマンドでパスワードハッシュがつくれる

openssl passwd -6 'password'
$6$US8L5sxHEw2n0Z8Y$TYPJMHQagnRBo5MJbXNbn8u23vTqPs1HOkJUjKgYzzhAncZUIiGrwl0a/DTgq4EiQLokyUDweOk1/Ek.d6F2D0

こんな感じで出るので、この文字列を /etc/shadow にうまいこと貼り付ける