揮発性のメモ2

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Tera Term 4.74 SCP転送先パス指定、名前付きパイプ対応

TeraTerm4.74がリリースされてた。
なんかもりもり機能追加があったけど、とりあえずこの2つが大事

SCP転送先パス指定

2012.05.31 (Ver 4.74)

  • ウィンドウへのドラッグ&ドロップによるファイル送信において、SCPの送信先パスを指定できるようにした。
    • teraterm.iniScpSendDirエントリを追加した。
改版履歴
[Tera Term]
ScpSendDir=/tmp

ターゲットがROM化してあって書き込めるのは/tmpだけ、って環境ではこの機能はとてつもなく便利。
ただ、なぜ[TTSSH]ではなく[Tera Term]の方にあるのかは謎。

名前付きパイプ対応

2012.05.31 (Ver 4.74)

  • 名前付きパイプ
    • 名前付きパイプをサポートした。Tera TermからVMwareHyper-Vにシリアルポート接続が可能となる。
      New connectionダイアログのTCP/IP:Hostに名前付きパイプを指定できるようにした。
      /NAMEDPIPE オプションで名前付きパイプを指定できるようにした。
改版履歴

これにより、VirtualBoxのシリアルポートをパイプで利用できるようになった。


Windowsだと \\.\pipe\hogehoge という名前のファイルがパイプになる。

不具合

当たり前だけど、パイプが無ければオープンできない。つまり、起動ログなどを見る場合にはこの機能は使えない。
(そういうときは仮想COMポートを作る方法を使う)
また、接続中にパイプが無くなると、CPU使用率が跳ね上がる。仮想マシンを終了し起動したときにこの現象に陥る。一旦TeraTerm側でも切断しないと復旧しない。