NFS4だと rpcbind を使わなくて済む。 やったぜ
ポートマッパー大嫌い
サーバ側
NFS3とほぼ変わりない。 fsid=0 が新機能
/etc/exportfs に次のように書く
/data 192.168.0.0/24(rw,async,no_acl,no_root_squash,no_subtree_check,insecure,fsid=0)
オプション | 意味 |
---|---|
rw | 読み書き可 |
async | 非同期書込み |
no_acl | アクセス制御リスト(ACL)を無効 有効だとパーミッションがおかしくなる(ように見える) |
no_root_squash | クライアントのrootが、サーバ側のroot権限のファイルを読み書きできる |
no_subtree_check | サブディレクトリの権限のチェックをしない |
insecure | 1024以上の適当なポートを使えるようにする |
fsid=0 | ここが疑似ルートになる。 NFS4の新機能。 書かないこともできる |
クライアント側
/etc/fstab に次のように書く
# <file system> <mount point> <type> <options> <dump> <pass> 192.168.0.108:/ /nfsmnt nfs tcp,vers=4.2,soft,_netdev 0 0
オプション | 意味 |
---|---|
tcp | TCPを使う |
vers=4.2 | NFS4を使う。 せっかくなので4.2にする |
soft | マウント先へのアクセスがエラーになってもフリーズしない |
_netdev | 起動時用。 ネットワークが動くまで待つやつ |
intr | CTRL+Cが効くようになるオプションだけど、もう不要 |
マウントポイントのディレクトリは、fsid=0が指定されている場合は疑似ルートになるので /data を指定したいときは / になる。
指定されてないときは今まで通りサーバ側のパス /data を指定する感じになる。
間違えると No such file or directory になる。(超重要)
コマンドを打つなら
mount -o vers=4.2,soft 192.168.0.108:/ /nfsmnt
参考
- NFS の推奨されるマウントオプション - Amazon Elastic File System
- fstab - ArchWiki
- Kimiya Kitaniのブログ纏めサイト: 【備忘録】なんでこんなにややこしい NFS v4のマウントでハマった件
- NFS のマウントオプションの hard と soft について調べたメモ - ablog
- ハードマウントとソフトマウントの違いは何ですか - NetApp
- NFSv4疑似ルートの使い方 #centos7 - Qiita
- Ubuntu Manpage: exports - (カーネルベースの NFS で) エクスポート (export) される NFS ファイルシステム
- nfs環境の覚書 #Linux - Qiita
- nfsを使っているのですが突然書き込み型が変わってしました。 ... - Yahoo!知恵袋
- 8.6. NFS サーバーの設定 Red Hat Enterprise Linux 7 | Red Hat Customer Portal