揮発性のメモ2

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LVMのディスクのサイズを変更する

CentOS6.9で 普通にインストールすると 論理ボリュームを / と /home で分けられるが
サイズが適当なので、 / を小さくしたい。
マウントしっぱなしだと、大きくできるけど小さくはできないので、レスキューディスクから作業する。

# lvdisplay vg_VolGroup00

ボリュームグループ(VolGroup00)にある論理ボリュームを一覧表示する

# vgscan

ボリュームグループをスキャンする
スキャンした結果、VolGroup00があるよと教えてくれる

# vgchange -a y

ボリュームグループをアクティブ化(-a y)する
ボリュームグループは指定しないときは適当にあるやつが対象になる
-a y アクティブ化
-a n 非アクティブ化
アクティブ化すると、/dev/mappar/ に論理ボリュームが出てきて、fdiskやfsckなどが使えるようになる

# lvscan

論理ボリューム一覧を表示する。 アクティブかどうかも分かる

作業開始前のディスクのイメージ図

パーティションサイズを小さくする

resize2fs でファイルシステムのサイズを小さくしてから
fdiskやlvreduce などでパーティションを小さくする

/ の領域をfsckしたあと、20Gに縮小する
# fsck -f /dev/mapper/VolGroup00-lv_root
# resize2fs -p /dev/mapper/VolGroup00-lv_root 20G

パーティション(論理ボリューム)を20Gに縮小する
# lvreduce -L 20G /dev/mapper/VolGroup00-lv_root

この作業により、ボリュームグループには(元サイズ-20G)ぶんの空きができる

パーティションサイズを大きくするとき

fdiskやlvextend などでパーティションを大きくしてから
resize2fs などでファイルシステムのサイズを大きくする

/home の分のパーティションを未割り当て分いっぱいに拡大
# lvextend -l +100%FREE /dev/mapper/VolGroup00-lv_home


fsckしたあと、パーティションの大きさいっぱいまでファイルシステムを拡大
# fsck -f /dev/mapper/VolGroup00-lv_home
# resize2fs -p /dev/mapper/VolGroup00-lv_home

resize2fsでサイズ未指定は、パーティションいっぱいの意味